なでしこジャパンの試合を見た。
解説は、論理的には正しいけど勝負事ってそういうことじゃないよな?
といつもいいたくなる解説や論説が多い山本氏。
アテネ五輪では、目も当てられない惨敗をしただけでなく、
男気の感じられない采配で、再起不能の若者を数名作った監督だった男だ。
日本とドイツのサッカーの違いをひとしきり説明する山本氏。
完璧である。そのとおりの解説である。
いつもここまでは彼の解説は極めて正しい。
完璧な解説の後に、山本氏が一言付け加えた。
「 そして、どちらのサッカーが素晴らしいかといえば、それは日本です。 」
アフォかと。 呆れた。 心底呆れた。
お前は、アレだけの惨敗をしておきながら、未だそんなことを抜かすのかと。
サッカーってのは、相手より一点でも多くゴールにボールを入れる競技なのであって、
パスを何回まわすかを競う競技でもなければ、芸術点を競う競技でもない。
そんなの、全くサッカーに興味がない人間だって知っていることだ。
素晴らしいサッカーは、相手より一点でも多く取る確率が少しでも高いサッカーだ。
それが、日本トップクラスの指導者であり、解説者である山本氏をして、
「 素晴らしいサッカーは日本だ。 」なんてことを、試合中に、何度も何度も言う。
だから勝てないんだ。 だから、ゴールが入らないんだ。
日本中が、チャンスで空振りをしたFWのせいにする。
お気に入りの選手を使わない監督のせいにする。
それはそれで必要な批判だと思う。
でもまず、サッカーは相手より一点でも多くゴールにボールを入れるスポーツなのだ。
そんな当たり前の事実を、みんなが確認するべきだと強く思う。
サッカーだけでない。
世の中全体が、素晴らしい○○とは、(ルールを守った上で)勝つ○○だという
凄く当たり前のことを忘れている気がする。
ルール以上のルールを勝手に自分達だけ作っているのが今の日本だ。
元が攻めてきたときに、鎌倉武士が名乗りを上げている間に、
元の武将は、日本の武士を討ち取りまくったと聞く。
800年経っても何も変わってない。何も反省していない。
もう一つ、極限の勝負事における采配は、理屈ではない。男気だ。
EURO2008の準決勝でスペイン監督のアラゴネスが見せた男気。
結局、あの采配が如何に素晴らしいかを解説しているメディアは一つも見なかった。
あの時のTV解説の金田氏(だったかな?)に至っちゃ、
「 アラゴネス血迷ったか?全く理解できない。」なんて解説をしてた始末。
勝負事に勝つためには、理屈を超えた何が必要なのか。
それが、理解できない人間が大多数を占める国民性なんだろうなと思う。
そんな忘れがちな、でもとても大事なことを、いつも確認できるサッカーが好きだ。